一、イントロ
外来語(がいらいご)とは他の言語からの借用語(しゃくようご)で、国と国の文化交流と貿易の産物だろう。現代日本語の『外来語』は、昔の中国からの漢語を除いたものを示す。また、カタカナで書くことが多いから、カタカナ語と呼ばれる。今、外来語はどんどん増えていて、日本語の主役になているそうだ。また、強調とか『カッコイイ感じ』などのために漢語をカタカナで書くこともはやっている。例えば:
って、『可愛い』ではなく、『カワイイ』だ。それに、『好き』ではなく、『スキ』だ。という訳で、今の日本語は『カタカナ化』の時代を迎えているに違いないでしょう。カタカナ化は日本文化と社会を変えて、特には高齢者と工業とITと関わる仕事をしている人にとって問題になっているそうだ。その以外に、言語の発展は文化の発展の最も自然な産物だから、カタカナ化は時代の流しを反映しているのではないだろうか。だから、興味深い問題だと思う。
二、歴史&発展トレンド
カタカナ化の原因は何だろうか。いつ始まったのだろうか。それについて語る前に、日本語の借用語の歴史を知らなければならないだろう。
他の国から文化を習ってから自分のものを作るのは日本文化の一つの特徴だと言われている。昔、漢字文化が強かった時、漢字文化圏が形成した。日本でも漢字と漢語を大事にされた。だらか、昔の西洋からの新しい言葉は全部日本で『和製漢語』になった。和製漢語とは日本製漢語だ。つまり、昔は西洋からの言葉を意訳して、意味が似てる漢字を捜して、新しい漢字言葉を作った。例えば、『社会』、『自由』、『哲学』などは中国からの漢語ではなく、日本人によって作られた和製漢語だ。
では、どうして今の外来語は和製漢語の代わり、全部カタカナ言葉になっただろうか。まず、日本の漢字の音読みは非常に複雑で、全ての漢語の読み方を覚えることはたいてい無理だ。昔作った和製漢語は大体意味だけを考えたから、読み方が同じ言葉に困っている人が多い。例えば、「科学」と「化学」、「私立」と「市立」などだ。そして、19世紀の明治維新の頃、西洋文化が強い文化としてアジアに入った。中国が弱くなると共に、漢字文化も弱くなってしまった。西洋文化を習うことがはやってきて、アジアのどの国でも漢字を改革した。その時、日本に漢字を全部廃止して、西洋の国と仲間になるために、ローマ字とか新しい言語を使おうと思っていた改革派もいた。西洋からの大きい影響を受けて、日本は西洋化と近代化の道を歩き始めた。漢字を捨てて、カタカナ言葉になると、外来語は「西洋ー中国ー日本」の表現ではなく、「西洋ー日本」の関係になるわけだ。という訳で、今続いている『カタカナ化』は昔中国との単一関係から西洋化への変化を反映しているのではないだろうか。
三、現状
新しい言葉(未知語)の多くはカタカナ語だ
(『液状化することば』研究より)
上のグラフはRANK(使用頻度)ごとにその言葉が既知であるか(辞書やwikipediaに収載されているか)か 未知であるかを示したものだ。
- 既知: 一般辞書 --- EDICTに収載されている語 (http://www.csse.monash.edu.au/~jwb/j_edict.html)
- 既知: 固有名詞辞書 --- ENAMED-DICTに収載されている語 (http://www.csse.monash.edu.au/~jwb/j_edict.html)
- 既知: WIKIPEDIA --- Wikipediaに収載されている語(2007年)
- 未知: 数字/アルファベット --- 数字、アルファベットやアルファベット (例)2007, U-TOKYO
- 未知: カタカナ --- カタカナ語列
- 未知: それ以外 --- 上記以外
赤い部分がそうであるように 未知語のほとんどはカタカナ語だ。
ではどんな語が未知なのだろうか:
(『液状化することば』研究より)
未知語の多くは 「モス」や「ナマサプリ」のような 固有名詞であるようだ。これらの多くは「〜する」をつけて 「モスする」といった用言化する性質をもっている。例えば 『ミスドする』とは『ドーナツを買う』という意味だ。
言う言葉の以外に、メディヤもよくカタカナ言葉を使っているそうだ。また、今の店とかブラントの名前で英語、イタリア語、カタカナ言葉などはよく使われている。
ただ、カタカナ化と共に、色々な問題が出て来た。『和製漢語』から『カタカナ化』になると、意訳は音訳になって、言葉を理解する思考方法は異なる。漢字は見ると、大体の意味は推量できる。だが、カタカナなら、その言葉の意味を調べなければならない。日本人がカタカナで書く単語が多くなれば多くなるほど、日常会話や広告やテレビ番組が特にお年寄りにとって分かりにくくなってしまうことが最近社会問題になっている。その上に、工業とかコンピューター科学産業から毎日たくさん新しい言葉が出て来て、日本で全部カタカナ言葉になっていて、若者にとっても問題だ。
これに対して、政府はカタカナ言葉を漢字熟語に換えようとしているそうだが、上から人々の話し方を変えるのが大変難しいので効果があるかどうかまだ明らかではない。国立国語研究所(http://www.kokken.go.jp/)はカタカナ言葉を漢字語に言い換えようとした。サイトの下の「外来語」言い換え提案をクリックすると、この問題に対して何をしているか見つかる。しかし、この提案は三年前に止めたそうだ。
国立国語研究所の言い換え提案に反対した国語学者の山口仲美は「言い換え案のほとんどは漢語であり、ただでさえ多い漢語をふたたび増やし、同音異義語の問題を大きくしてしまうと指摘している。和製漢語は中国文化が浸透していた時代にあっていた方法なのであって、現在の日本はアメリカ文化が浸透しているのだから、片仮名の外来語のままにしておいて意味の定着を待つべきではないか」と主張している。
四、調査
#.インタビュー&アンケート(1)
ランダムサンプリングを使って、国立国語研究所のウェブサイトにポストしてある「カタカナ言葉の言い換えの提案(ていあん PROPOSAL)」の言葉を20ぐらい選んだ。そして、この言葉をインタビューに入れて、インタビューした人に「この言葉はいくつ分かるか」や「カタカナ言葉か国立国語研究所が作った漢語の言い換えかどちらのが分かりやすいか」という質問を聞いてもらった。カタカナ化についての意見とカタカナ言葉のせいで困った経験の話も集めてもらった。プロジェクトに協力してくれている金沢大学の雅恵さんが若者のインタビューとアンケートをしてもらって、私たちは高齢者のインタビューをした。
若者(大学生)
1.カタカナ言葉のランダム・サンプルが70%ぐらい分かった
2.漢語の方が分かりやすい言葉は65%ぐらい
3.だれでも「(カタカナ言葉は)いくつか(言い換えべきだ)」
4.4人のうち、3人は「苦労(くろう HARDSHIP)したことがある」
高齢者(60歳以上)
1.カタカナ言葉のランダム・サンプルが50%ぐらい分かった
2.漢語の方が分かりやすい言葉は100%
3.漢語に言い換える必要がないと言ってくれた
4.「苦労したことがある」、特に新聞やテレビ番組(ばんぐみ PROGRAM)の内容
〜結論〜
参加してくれた大学生の答えはほとんど正しかったので、現在、金沢市の大学生にとって難しいカタカナ言葉も大体分かりやすいようだ。分からなかった言葉は、国立研究所に「最も難しい」と呼ばれた言葉だ。そのうえ、一般に言われているのは、若い人にとってカタカナ言葉はとても分かりやすいが、参加してくれた学生は、3人も「苦労したことがある」と答えて、4人もカタカナ言葉は「いくつか」言い換える必要があると思っているそうだ。ただ、漢語の方が分かりやすい言葉は65%だけだったし、カタカナ言葉と言い換えられた漢語の意味が違うと言った場合もたまにあったので、もし国立国語研究所の言い換え提案が完成されても、カタカナ言葉を使い続ける若者が多いはずだ。
やはり、高齢者のインタビューの答えが違った。若者に比べて、高齢者の日常会話にカタカナ言葉が使われていないから、アンケートの1番に分からなかった言葉が多い(50%)のも無理はない。大学生と違って、お年寄りの参加した方にとって、カタカナのままより漢語の方が絶対に分かりやすいらしい。高齢者は苦労したことがあるそうだけど、面白いことに、カタカナ言葉を漢語に言い換える必要がないと言ってくれた。インタビューした方によると、その理由は、人々の使う表現を無理やり返すのが無理だからだそうだ。
このインタビューとアンケートからの情報をもとにしても、カタカナ言葉の問題に対しての解決方法は明らかではない。簡単に言うと、若者のためにも高齢者のためにも、カタカナ言葉の言い換えが進めばいいようだ。だが、国立国語研究所はもうすぐなくなるそうだから、他のカタカナ言葉を言い換える研究所や政府の一部などが作られなければ、このままの言葉を使い続けること以外、問題の解決もない。それに、多くのカタカナ言葉の完全の言い換えは無理だそうだ。それについて、インタビュー(2)をした。
#.インタビュー(2)
今石川県留美市に住んでいる61歳のK氏(仮名)は自身でこの10〜20年の『カタカナ化』を体験したと言った。K氏は英語を習ったことがあるけど、カタカナ化に困ったこともあるそうだ。「漢字は読むと大体意味が分かるから、カタカナ言葉より理解しやすい。」それなのに、言い換えに反対して、「無理だ」と言った。K氏は北国新聞の『首相もウォーキング』について、「カタカナ言葉と和語や漢語の意味は微妙な違いがある」という意見を主張した。
「『ウォーキング』は運動の意味がある。その対して、『歩く』はただ歩く。」『インフォーメション』と『案内』も、微妙な違いがあると言った。という訳で、カタカナ言葉はよくサインの感じを表したり、あまり正式じゃない感じを表したりしている。例えば、『グルプ』はたいてい個人趣味と関わるが、『団体』はよく政治とか正式なものと関わる印象があるそうだ。
それ以外に、西洋料理レストランとか店は英語やカタカナ言葉の名をつけた方が「本当の西洋料理、西洋ものだ!」という心理的な信頼感があるそうだ。だから、読めなくても、意味が分からなくても、英語やカタカナ言葉の名をつけた方がいいと言った。それに、若者にとって、英語やカタカナ言葉がつけてあるものは『カッコイイ!』という感じがあるから、一般的にもっと売れるそうだ。
五、結語
日本語の『カタカナ化』は実は明治維新からの日本の西洋化(カタカナ言葉なら、『ウエスタン化』)を表しているに違いないだろうか。西洋(英語)文化が強く続くなら、若者が西洋文化を好み続くなら、カタカナ化も続くだろう。「やめろ」と言うと、やめることではないだろう。それに、カタカナ言葉は日本で微妙に違う意味の言葉になったから、漢語に変えることはなかなか無理だそうだ。
しかし、高齢者と工業とITと関わる仕事をしている人にとって大きい問題になっているに違いない。その以外に、『カタカナ化』は日本語をどんどん変えている。いつか日本語が『カタカナ語』になるかもしれないだろう。言語と文化の発展トレンドは本当に変えられないだろうか。解決方法は本当にないだろうか。皆さん一緒に考えみましょうか!
0 コメント:
コメントを投稿